考えることについて
考え方を考える
まずは大きな設計図を書いて、そのあとに細部に落とす
複雑に思える問題も、細分化することで、前に進めることができる。大きな問題に直面した時は、じたばたと動くのではなく、「どのように行動したら解決できるのかを考えること」が最優先事項である。
事実、解釈、アクションを区別する
事実と意見をきちんと区別して提示する
客観的な数値は、ただ存在する「事実」である。そこに価値をもたらすのは、「解釈」であり、「アクション」である。何かものを提案する際、数値だけ見せても何も響かない。数値を見せたうえで、自分の考えを伝えるべきである。しっかりと考えが伝われば、行動へと移っていく。
リサーチは常に仮説とセットで行う。
昨今は膨大な情報であふれている。リサーチは、自分の仮説を検証するために行う。リサーチが目的になってはならない。仮説は、自分の中にあるものだけでも構わないが、事実と異なっていた場合、都度修正する。
考えるとは、自分の意見を持つということ。
情報に接するときは、必ず自分の意見をもって接すること。
求められているのは、インプットではなく、アウトプット。「勉強する」だけでは、何の価値も持たない。勉強したうえで、自分の経験や価値観が乗ると、周りの人がそれを求めてくれる。お金を出す価値が生まれる。
正解にこだわらず、考え続ける。間違えることを恐れない。
どんなに正しいと思えることも、異なった側面から見れば、間違っているかもしれない。そのため、どんな意見でも、指摘されることはあり、批判を恐れることは、何もできなくなることと同じである。間違えを恐れずに、行動を続けること。日ごろからしっかりと考えていないと、自分が間違っていることにすら気が付かない。
物事を深く考え続けていると、突然パッとひらめくような瞬間があります。それまでバラバラに見えていたものが統合し、一本の線につながるような感覚です。
スティーブ・ジョブスも大学の講義で受けたカリグラフィー(文字を美しく見せるための手法)の知識が、マッキントッシュ(MacOS)の開発に大きく役に立ったという。「Connecting the dots.」今自分が持っている知識は、考えを絶やさない限り、いつか想像もつかないようなつながりを生み、大いなる価値をもたらす。